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「気候変動抑止への建築の役割」及び 「カナダの脱炭素ポテンシャルと日加関係の深化」講演会を開催しました
バンクーバー日本商工会(懇話会)と共催、在バンクーバー日本国総領事館の後援、リステルホテル協賛で、9月26日にリステルホテルで 「気候変動抑止への建築の役割」及び 「カナダの脱炭素ポテンシャルと日加関係の深化」講演会を開催しました。
建友会役員の牧田さんより感想をいただきましたので記載いたします。
9月26日リステルホテルで開催された講演会では、建友会の伊藤公久さんによる「気候変動抑止の建築の役割」、バンクーバー日本商工会から、並木香織さんによる「カナダの脱酸素ポテンシャルと日加関係の深化」がテーマに取り上げられました。気候変動がもたらすグローバルな課題が日々深刻さを増している中、非常にタイムリーで興味深い内容でした。
伊藤さんの講演では、バンクーバーでの2032年の「エネルギーネットゼロ」達成に向けた取り組みや現状、再生可能エネルギーの活用やエネルギー効率に優れた建築構造の重要性が詳しく解説されました。特に再生可能資材としての木材の可能性や、さらにこれを実現するための具体的技術やデザイン手法を知ることができ、非常に興味深かったです。持続可能な未来に向け、建築分野が果たすべき役割の大きさを改めて感じました。
並木さんの講演では、カナダの豊富な自然資源の現状、カーボンクレジットの取引に関する最新の動向、日本の高度な技術力とカナダの自然資源との相互関係について語られました。特にカナダと日本の低、脱炭素分野でのポテンシャルについても言及され、カナダのスタートアップが技術開発に強みを持つ一方で、商業化の段階で直面する課題についての指摘も印象的でした。両国が補完しあうことで、より深い関係を築いていける大きな可能性を感じました。
当日は、丸山総領事をはじめ、バンクーバー日本商工会の会員、建友会会員、非会員の方々も含め45名程度が参加し、講演会前後の意見交換の時間も大変有意義なものでした。昨今の気候関連災害をの災害を目のあたりにし、気候変動の深刻さを痛感すると同時に、日常の中で短期的な課題に追われがちな私たちが、今回の講演会を通して未来の環境にどう貢献できるかを改めて考える機会となりました。カナダに住む日本人として、身近なところからアクションを起こし、この講演で得た気づきや学びをこれからの行動につなげていきたいと思います。
最後に伊藤さん、並木さん、お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
講演会詳細
日 時:9月26日(木)、午後6時受付開始、午後6時45分から講演会開始
(講演後の質疑応答も含め午後9時までに終了予定)
会 場:リステルホテル2階会議室
https://maps.app.goo.gl/Gmj7TWbAMAjf1qCq8
講演者:建友会 伊藤公久(President, K.Ito & Associates Ltd.)
講演テーマ:気候変動抑止への建築の役割
バンクーバー日本商工会 並木香織 (President & CEO, Mitsubishi Canada Ltd.)
講演テーマ:カナダの脱炭素ポテンシャルと日加関係の深化
参加費:建友会・バンクーバー日本商工会 会員は、無料。
非会員は、軽食、ドリンク代として$15。
講演会プログラム:
18:00 受付開始(受付後は懇談、軽食、ドリンク(コーヒー、紅茶、水))
18:40 建友会/松原会長開会挨拶
丸山総領事ご挨拶
18:45 建友会/伊藤氏講演「気候変動抑止への建築の枠割」
19:30 Q&Aセッション、休憩
20:00 バンクーバー日本商工会/並木氏講演「カナダの脱炭素ポテンシャルと日加関係の深化」
20:45 Q&Aセッション
20:55 商工会/渡辺会長閉会挨拶
21:00 閉会