記事・出版物 Articles & Publications リストへ戻る
076 「玄関ドアの種類」 (2020年02月号)
By 青山美帆 (Miho Aoyama)
玄関ドアは住まいの顔です。新しいドアに取り替えるだけで家の印象がだいぶ変わります。
① ドアの種類
バンクーバー近郊で使われるドアの種類はスチール製、ファイバーグラス製、木製の3種類に分かれます。
スチール製とファイバーグラス製は共にデザインの多様性は一緒ですが、スチールは凹み易いと言うのが弱点です。
それに比べファイバーグラス製は耐久性に優れているので、スチール製より少し価格は高めになりますが、最近の戸建て住宅で多く使われています。
木製は集成材と無垢に別れます。集成材は無垢に比べて反りは少なく、扱い易いかもしれませんが、無垢にはやはり本当の木のぬくもりがありますね。
⓶ ドアのタイプ
基本的なドアサイズは3’0x6’8”ですが、最近では7’0や8’0高のドアも増えてきています。大きなドアは家全体に重厚感を与えてくれます。
片開き→ シンプルですがサイドライトや欄間をつければ明かり取りにもなり雰囲気が出ます。
両開き→ 大きな間口が取れるので、荷物の出し入れにも便利です。
リノベーションの場合は間口がどのくらい取れるのかによって、ドアのタイプも限られてくると思いますので、業者の方に相談するのがベストですね。サイドライトも可動式にできますので、間口を大きく取りたい方にオススメです。
③ ドアのデザイン
迷うほどデザインがあります。少し前まではデザイン入りガラスが入ったドアが多く取り入れられていましたが、近年はシンプルなドアデザインが主流です。色で個性を出したり、それにすりガラスのサイドライトを入れて、明かり取りでデザイン性を追加したり、おしゃれなドアノッカーを付けたりします。
自分の家を少し遠くから見て、家の雰囲気にあったドアを選びましょう。ファッション同様、必ずしも自分が好きなドアが家の雰囲気にマッチするとは言えませんので、十分に吟味頂きたいです。