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078 「クローゼット用のガラスドア」 (2020年04月号)

ドアについての連載も今回が最終回です。この回ではクローゼット用のガラスドアについて紹介しようと思います。特にバイパスドア(⭐引き違い戸)についてです。

間口が4フィート以上あるクローゼットにはバイパスドアを取り付けることが出来ます。20年くらい前ですと白や木目調のパネルバイパス、またはミラーバイパスが主流でしたが、10年くらい前からガラスドアが多く取り入れられるようになりました。
偶然にも今年の2月でバンクーバーオリンピックが行われてから10年目を迎えましたが、オリンピック選手村にもこの形式のガラスドアが沢山使われました。大量のガラスドアを納期に間に合わせる為、弊社も休み返上で製造、搬入していたのを思い出します。
先にも述べましたが、ガラスドアは幅が4フィート以上であれば、仕上げ開口サイズに合わせてカスタムメイド出来ます。ガラスはすりガラスもあるので、クローゼットの中が見えることはありません。リノベーションをする場合は既存のバイパスドアとそのレールを取り外し、そこに新しいガラスドアのレールを取り付けてドアをはめ込めば出来上がりです。
とてもモダンな雰囲気にお部屋が生まれ変わります。
実はこのガラスドアは、部屋の間仕切りにも利用することが出来ます。最近の狭いコンドやオフィスで多く利用されています。ガラスドアをパネルに用いて間仕切ると、即席の部屋が完成。ガラスなので、圧迫感がなくて狭い部屋でもスペースを有効利用することが出来ます。
3回に渡りドアについて紹介させて頂きました。少しでも読者の皆さんの参考になれたら幸いです。建友会にはリノベーションが出来る企業もありますので、ご興味のある方は是非問い合わせて見てください。