11８「ボランティア活動 ～ビーチクリーンアップ～」(2023年09月号)

By 建友会

Vancouver建友会は、一年を通じて数々のイベントを企画・運営しています。建築設計デザインに関連する勉強会や、著名建築家による建築物の建設現場見学会など、専門的な知識の共有の機会を提供する一方で、地域コミュニティへの貢献も大切にしています。日系のお祭りでの櫓組みなど、ボランティア活動も積極的に行っています。今回は、その一例として先日の７月３０日（日）に実施されたビーチクリーンアップおよび活動場所にまつわる内容をご紹介いたします。
当活動は、English Bayの南側に位置するJerichoビーチの西端、Spanish Banksエリアで行われました。Spanish Banksという名前の由来は、イギリス人航海士であるGeorge Vancouverが1792年にVancouver上陸した約一年前に、実はスペインの船がStrait of Georgia / Vancouverを1791年に発見していたとされることから名づけられたそうです。
更に遡れば、ヨーロッパ人の上陸以前、何千年もの間、xʷməθkʷəy̓əm (Musquwam/ムスクイアム）などの先住民族がこの土地で暮らし、豊かな文化を築いていました。xʷməθkʷəy̓əmの人々はこの地域の陸地と水域と共に暮らし、伝統的な領土には現在のUBCキャンパスとその周辺地域も含まれています。
そんな歴史に思いをはせながら、快晴の夏の朝にビーチの清掃活動が行われました。バンクーバ10 OFFふれいざーー市の丹念な管理と市民の意識向上のおかげか、今回も、びっくりするようなゴミは見受けられませんでした。この活動は朝の散歩としても楽しめ、心がポジティブになるひとときです。
関心を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひVancouver建友会までお気軽にお問い合わせ下さい。

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