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059「カナダのCoffeeトリビア」(2018年7月号)

朝、仕事に行く途中、多くの人がコーヒーを片手にしているのをよく見ます。ちょうどカフェを造るプロジェクトを進めている傍ら、お気に入りのカフェでお気に入りのコーヒー片手に、カナダのCofeeトリビアを紹介します。

カナダは、一人あたりのコーヒー消費量が非常に多いことで有名なのは皆さんご存知でしたか?一人あたり年間で600 杯以上(平均すると1 日1 杯以上)はコーヒーを飲むと言われています。朝食時のコーヒー消費量は1 日の中で特に多い(80%)。2015 年、カナダ人の62%がスペシャリティコーヒーを消費し、よく飲まれているスペシャリティコーヒーは、カプチーノ、カフェラテ、エスプレッソです。このコーヒー消費率の多さは、コーヒーを飲む習慣が定着しているヨーロッパからの移民が非常に多いことが関係していると考えられています。更に、カナダは国家面積が広い“車社会”。長時間運転を行うことも珍しくないため、そのお供としてコーヒーは必須。居眠り運転防止にも一役買ってます。また、高緯度に位置するため、冬は厳しい寒さを向かえます。北欧などの寒い国でコーヒーが大量に消費されているように、カナダ人も寒い冬はコーヒーと共に越しているのです。

Starbucks Coffee
Cofeeチェーン店と言えばシアトル発のStarbucks Coffeeで、1号店は勿論シアトルにあるのは皆さんご存知で行かれた方も多いかと存じますが、シアトル外の 1 号店、実質 3 号店はバンクーバーの Waterfront 駅内の Starbucksです。(写真)

Café Artigiano: カフェ・アーティジアーノ
(Cafe Artigiano) Vince と Sammy のPiccolo 兄弟がオープンさせた本場イタリアン・スタイルのカフェチェーン。本格的な“Cofee Shop” のなかった2000 年にPender St. 店をオープンさせて以来、バンクーバーのコーヒー愛好家に愛され続けています。Sammy Piccolo をはじめBarista Championshipでの入賞者も数多く輩出しており、数多くの店舗を展開している現在も尚そのクオリティは落ちていません。

JJ Bean: バンクーバー発のロースター兼カフェチェーン。オーガニックかつフェア・トレードの質の高いコーヒーにこだわっており、JJ Bean のコーヒー豆を使用している個人経営のカフェも多い。第1号店はGranville Islandにある。

Revolver: サードウェーブコーヒーが楽しめるお店。産地や品種に合わせて焙煎方法や淹れ方を変え、その豆のもつ味を最大限に引き出し、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイル。メニューは毎朝更新。毎週1 回、コーヒーのブラインド・テイスティングを行って、次々と仕入れる日替わりのおすすめコーヒーを提供することで常連客も飽きることのないよう工夫する。他店では見られない新しい試みとして、1 種類のコーヒー豆を3 種類の異なるいれ方で味わう「Brew Flight」、3 種類の異なるコーヒー豆を同じ方法でいれて味の違いを楽しむ「Taste Flight」等がある。
チョイスの沢山あるバンクーバーでお好みの店舗(Better House)でお好みのコーヒーを楽しむひと時(Better Life)を過ごしてみては如何ですか。